第7回 子供食堂 その2
お腹がいっぱいになったら眠くなる仕様の大人とは違って、食後も瞬時にエンジンが掛かる子供たち。壁によじ登ったり(してはいけません)、のんびり迷路を作ったり、残暑厳しい洞窟探検に出かけたり。
子供に混ざって、洞窟探検に挑戦してみました。暗闇に入って早々、女の子と保護者の方と行き止まりにはまり、大人が軽くパニックに陥り、スマホのライトで足元を照らしながら、すごすごと退散しました。
その後、子供たちから「右の壁をつたって歩くべし」との教を賜りました。あの暗闇を全速力で駆ける子供たち凄い。
部屋に戻っても、トランプをしたり、お兄ちゃんたちに遊んでもらったり。お母さんたちは、ゆっくりお話したり。時間いっぱい、楽しんでおります。
静かに遊ぶ部屋で、ある男の子とこんな会話をしました。
「お母さん、好き?」
「好きやけど、すぐ怒る。遊びよるのに、片付けー!って言う(笑)」
男の子の気持ちも分かるけど、お母さんの気持ちすごく分かります。
わんぱく盛りの子どもたちは、母親から瞬時に理性を奪うほど散らかします。
こども食堂に来て良かったと思う事は、子どもが好き放題して楽しんでいる時に子どもを怒らないでいられる事。
共感してくれる「お母さん」がいる事。
まぁ、まぁ、良いじゃないと笑ってくれる先輩たちがいる事。
この日、一面にクレヨンが着いた床を見た住職がブツブツ。奥さんが「私が、許可したのよー」などと宥める一幕も。
床を汚さないことも大事。思い切り絵を描く事も大事。そんな、お母さんたちの日ごろの葛藤を、住職が代わりに背負ってくれているようでした。
ありがとうございます。これからは、気を付けます。
今回は、気候の変わり目のせいか、体調不良によるキャンセルが多発しましたが、次回は、すっかり元気になって、来れなかった子たちも参加して下さいね!
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