住職のいよかん行脚
3月18日、住職一行三名が、石手寺トラックに子どもたちが箱詰めしたいよかんを載せて、吉田、野村、大洲の仮設住宅を訪問されました。総移動距離約200kmの大移動です。
その様子を少しだけお伝えします。
まずは、大洲市徳森にある団地
大きな団地とのことで、市の職員の方と毎年石手寺の節分に来られるという代表のおばあちゃんにいよかんを託されたそうです。随分、お話を楽しまれたようです。
続いて肱川。こちらは、小さな団地。たくさんの人が出てき、お話を楽しまれたそうです。そして、毎日、般若心経を上げているというおばあちゃんと、大声で般若心経をあげたら人が集まって大合唱。
信仰心の厚いおじいちゃんおばあちゃん。
こうして、自分で自分の心を慰めていたのでしょうか。
空高く、声が届きますように。思いが届きますように。
みなさんで、写真を撮って野村へ移動。
こちらでも、たくさんの人が仮設住宅から出てこられて、お念珠やいよかんをとても喜んでもらえたそうです。ご年配の方々の悩みに耳を傾け、野村の明間団地あてのいよかんを社会福祉協議会の職員さんに託し、最後の吉田へ。
吉田町でも、いろいろな人と話されたそうです。
終の棲家を流された方、代々の生業を廃業に追い込まれそうな方、尽きない悩み、癒えない心の傷。
非日常になった、穏やかな日常。
崩れさった愛した山や風景を、どんな思いで眺めているのでしょうか。
話をして、それを聞いてもらう。
それだけでも、気持は楽になるものですが、住職は、何もできない事が辛いとおっしゃってました。(次回に続く)
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